彩都西地区福祉委員会と鉢伏山森づくりの会主催で、「秋の鉢伏山ウォーク」を11月3日に開催しました。
親子連れら総勢66名が秋深まる鉢伏山を散策し、山頂からの展望を楽しみ、ヤマボウシの記念植樹をしました。
いろんな草花や樹木、木の実、きのこ、鳥や虫などを、講師の説明を聴きながら観察し、身近な里山の豊かな自然にふれることができました。口中池ではサーフボートでヒシの実を採るサプライズも。ちょっと疲れたけど、楽しさいっぱいの自然体験でした。
彩都でいちばん高い山、鉢伏山は「彩都西まちづくり憲章」でうたわれている「都会の田舎」を象徴する里山です。『となりのトトロ』に出てくるような深い森が広がり、絶滅危惧種を含む野生の動植物もたくさん生息しています。彩都西駅から徒歩で1時間足らずで登れる山頂(標高299メートル)からの眺めは抜群! 大阪平野を一望でき、生駒山や和歌山県境の山々、大阪市内、大阪湾まで望めます。
「鉢伏山森づくりの会」では、岩阪と彩都西地区の住民が中心となり、森林や登山道の整備を行っています。笹刈りや間伐、倒木処理、山道の補修など、軽い山仕事です。四季折々、ご一緒に気持ちのよい汗を流しましょう。
【定例活動】
毎月第2・第4土曜日午前中(9~12時)
【連絡先】
TEL:090-1898-8379 眞並(しんなみ)
E-Mail:kyosuke@livestone.com
鉢伏山には、春の新緑と秋の紅葉が美しい広葉樹、杉やヒノキの針葉樹、竹林などが混在し、変化に富んだ森が広がっています。この森を「彩都の里山」として住民に親しまれるようにするため、市民参加型の森づくり活動を行っています。
毎月2回の定例活動に参加しているメンバーは、40代~70代。チェーンソーや刈払機も使用しますが、手作業が主体ですので、初心者でもOKです。鋸、草刈り鎌、ヘルメットなどは会で用意しています。
ときどき立命館大学の学生ボランティアの人たちにも参加してもらっています。2019年3月、見晴らしのよい山頂に、台風で倒れたヒノキの丸太を利用し、学生さんたちの手作りでテーブルとベンチを設置しました。
力を合わせて山仕事に精を出す
丸太の皮をむいてテーブルとベンチを作る
鉢伏山は岩阪地区の共有林で、昔は燃料となる薪を拾い、炭を焼いていました。しかし、高度成長とともに山に人が入らなくなり、荒れ放題に――。そこで2010年に岩阪と彩都の住民有志が「鉢伏山森づくりの会」を設立し、里山保全活動を続けています。
◆活動目的
鉢伏山を中心とした里山林の保全活動を行い、樹木の健全な育成を促すとともに良好な里山景観を保全・整備し、里山を生かした地域づくりを実現する。
◆森づくり方針
1.市民参加型の森づくりを進める。
(地域みんなのアイデア、情報、労力を結集する。)
2.里山景観と多様な生き物が育む自然環境を守る。
3.間伐材等の有効活用を行う。
4.森林体験学習や健康づくりの場として活用する。
山の木は2018年の台風で甚大な被害を受けた
ツツジやササユリの咲く美しい山を守るために
鉢伏山森づくりの会の見学、入会、お問い合わせは、下記フォームまたは、お電話・メールにてお願いいたします。
TEL:090-1898-8379
E-Mail:kyosuke@livestone.com
会長 眞並(しんなみ)